interview

社会に無ければ自分たちで創る。新しい領域への挑戦。

社会に無ければ自分たちで創る
新しい領域への挑戦

ーPROFILEー

株式会社デルタマーケティング 執行役員
2012年10月、中途入社。ヒューマンリソース事業部で法人営業、マネジャーを務めた後、営業企画及び、HRテック事業開発の責任者に就任。

お客様との対話から生まれた新たな採用サービス。

2020年7月にサービスを開始した「リクター」は、ショートメールやチャットボットを活用することで、求職者と企業のコミュニケーションの自動化とスピードアップを実現する採用支援ツールです。求職者は、企業への問い合わせや面接の日程調整といった一連の作業をスマートフォンで完結でき、利便性が高まります。また、企業は応募者への連絡や面接設定などの採用業務を効率的に行えるだけでなく、会いたい応募者との面接の機会を最大化できマッチング率を高められるというメリットを得られます。

アルバイト・パート採用でお取引いただいていた外食チェーン企業の採用担当者から「店舗の応募者対応における“連絡が取れない”“面接に来てくれない”といった課題を改善できないか」とご相談いただいたことから、どのようにこの課題を解決するかを考え始めました。お客様は、全国規模で店舗を展開し、採用規模も非常に大きい企業。店舗スタッフは現場サービスを支える重要な役割であるという考えのもと、自社の商品や店舗に愛着を持ち、企業風土にフィットする人材を安定的に採用するという目標を掲げ、採用チームの重要な課題として取り組まれていました。採用チームの皆さんと採用戦略の見直しを行うなかで、効率的な採用フローについて議論していた際に見えてきたのが2つの問題でした。

一つは、現場で採用実務を担う店長の皆さんが本当に多忙で、採用活動に専念できる状態ではないこと。もう一つは、一定の応募数を獲得しても、なかなか応募者と連絡がつかないこと。数日、なかには数週間、行き違いになることもあったそうです。これらの問題を解決する方法はないか、採用工程や運用ルールの見直しなど検討を重ねましたが、求人広告や既存の採用管理システムでは本質的な解決にはならないと限界を感じました。しかし、現場では店長たちが求職者と面接日程のやり取りを電話やメールでしているため、「絶対にやり方はあるはずだ」という思いで解決策を模索し続けました。
そんな中で、コールセンターへの問い合わせや社内の管理部への相談で活用が始まっていた「チャットボット」が候補にあがったのです。人と人のコミュニケーションを代替する役割を担う点や、システムなので24時間365日稼働し続ける点にメリットを感じ、お客様にも解決策の1つとしてお伝えしてみたところ、大盛り上がり。機能の詳細にまで話が広がりました。こんなお客さまとのブレストから、チャットボット「リクター」は誕生しました。

経験値の浅いメンバーも多く、プロジェクト体制が盤石とはいえない状態のなか、開発チームと何度もミーティングをしながら設計を進めていきました。計画からローンチまでの約6カ月、システム障害、開発遅延など予期せぬトラブルに振り回されることもありましたが、デルタグループでは“市場や顧客が求めている真に価値あるサービスを追求する“という風土が根付いていたので、サービスの価値や私たちが介在する意義を明確にできたタイミングからは、自然と協力者も増え、何とか第一弾のサービス開始に漕ぎつけることができました。

「人と人とが向き合う時間」を増やす

採用活動と一口に言っても、募集、応募・面接対応、各種手続きなど関連する業務は多岐にわたるため、各企業の人事担当者は目先のタスクを捌くだけで手いっぱいになりがちです。本来であれば、一緒に働く仲間を募るという大切な仕事ですが、タスクに追われるうちに「どんな人に仲間になってほしいか」「どのように相互理解を深めていけばよいか」という視点がおざなりになってしまうこともあります。私たちは、そんな問題を抱える企業に、リクターをご提供し、これまで採用担当者が行っていた業務を自動化、スピードアップすることでリードタイムを短縮し、「企業と応募者が向き合いお互いを理解する時間」を増やしていきたいと考えています。

また、今後の採用市場においては、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き、経済が活性化してくると、求人が増えることが予想されます。労働力の確保がより競争性を増すなかで、限られた応募者をいかに採用までつなげるかという視点がますます重要になるでしょう。私たちは、そんな市場の動向や顧客ニーズと向き合い、応募者を集めるツールである広告と応募者を採用まで導く「リクター」とを組み合わせることで、従来とは異なるソリューションをより多くの企業にご提供したいと考えています。